こんにちは、チューリップハウスです!
みなさん、大掃除進んでますか?
わたしは最近収納に目覚めてきて、主に自分の部屋の机周りをチマチマと片付けています。
中でも大変なのは、本棚。
わたしは本が結構好きなので、文庫本もハードカバーもたくさんあります。
それに加えて、画材も本棚の一角にまとめているので、もう収まりきらないんですよね。
「じゃあ売るなり捨てるなりすればいいんじゃない?」
「電子書籍にすればいいんじゃない?」
と言われそうなものですが、どうしても紙の本から離れられない。
こう、紙の本って、読んだら読んだだけページが進むわけじゃないですか。
しおりの位置で、「ああ、ここまで読んだなあ」「あとこれだけなのか……」とわかって楽しいんですよ。
本、素敵。本、最高。
そしてわたしは今日も本を買うのです……。
本棚にはもう入らないのに……。
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さて。
みなさんのお家、収納は足りてますか?
わたしの本棚のように、行き場のない物たちが溢れていませんか?
お家を建てる時、意外と悩みのタネになるのが【収納】です。
「収納って、どれくらいあったらいいの?」
もちろん、ご家庭によって違います。
でも、「一体どれくらいが自分たち家族の適量なの?」
ちょっとわかりにくいですよね。
なので今回は、
「じゃあ、自分のお家に必要な収納量ってどうやって考えたらいいの?」という部分についてのお話です。
「いや、大げさな」
と思うかもしれませんが、これはある意味本当です。
外観・内装にこだわってお家を建てても、収納計画を蔑ろにしておくと、たちまち物が散らかってしまいます。
どんなに素敵なデザインのお家でも、物がゴチャゴチャと散らかっていては、魅力を感じませんよね。
「散らかるのって、個人の性格の問題じゃないの?」
確かに、片付けが苦手な人、得意な人はいるでしょう。
けれど、それが【散らかりの原因】というわけではないのです。
物が散らかることのない、整理整頓されたお部屋で過ごしたい。
このブログを読んでいる方なら、少なからずそう思っているはず。
そして、お部屋が散らかる度に、なんとか自分で片付けようとしてきたはずです。
それなのに、何度片付けても上手くいかない。しばらく経つと、また散らかってしまう。
なぜでしょう。
根本的な原因は、【物の指定席】が決まっていないというところにあります。
どこに、何を置いたら、必要な時にすぐ取り出せて、なおかつ仕舞いやすいのか。
この正解がわからないままでは、いくら収納家具や収納グッズを買い足して、物を収めたとしても、すぐに散らかってしまうのです。
収納計画は、大きく5つのステップに分けることができます。
まず最初に行うのが、この【分類】。
これまでの収納計画ブログでは、【仕分け】のお話をたくさんしてきたと思いますが、この【分類】はちょっと違います。
【仕分け】は、必要な物と不要な物を分ける作業。
【分類】は、お家にある物を把握するための作業です。
お家の中にはたくさんの物がありますよね。
ちょっと自分のお家にある物たちを思い浮かべてみてください。
……思い浮かべましたか?
それでは、思い浮かべた物たちを、以下のカテゴリーに分類してみましょう。
①つくる:食品・調理器具・食器など
②きれいにする:洗濯・掃除・バス、メイク、トイレ用品など
③出掛ける:靴・傘・アウトドア・スポーツ・防災用品など
④楽しむ・勤しむ:文房具・教材・パソコン・ゲーム・おもちゃ・写真・本など
⑤装う:衣類・バッグ・小物・アクセサリーなど
⑥寝る:寝具など
⑦調える:季節家電・工具・電池・裁縫道具・インテリアなど
このカテゴリーを見て、「え?」と思った方も多いはず。
分類するなら、【食品】とか【衣類】みたいなカテゴリーで分けるんじゃないの?と。
上のカテゴリーをもう1度見てみてください。
【つくる】【きれいにする】【出掛ける】……。
これを見て、気づいたことはありませんか?
実はこれ、人の行動に準じて分類するためのカテゴリーなんです。
たとえば、洗濯と掃除は違う作業に思えますが、
洗濯は、衣類を【きれいにする】
掃除は、住まいを【きれいにする】
という意味で、同じカテゴリーに入ります。
お家にある物たちを、この7つのカテゴリーに分類し、それぞれどれくらいの量の物があるのかを把握することで、新しいお家における適切な収納量が見えてくるのです。
物を分類していくと、少しずつ必要な物と不要な物が見えてきます。
以前のブログで、「持ち物をリスト化してみよう」というお話をしました。
リスト化することによって、たとえば「4人家族なのに、マグカップが8個も10個もある」という、「余分」が見えてきます。
では、その【余分】を切り捨てる時、みなさんは何を基準にしますか?
多くの方は、【使う人の好き嫌い】や【劣化具合】で決めると思います。
「この赤いマグカップが1番好きだから、それ以外は別に要らないかな」
「ヒビが入ってきているし、漂白しても茶渋が取れないから、これは処分しようかな」
という具合に。
このように、必要な物を厳選していくと、自然とお家の中に統一感や世界観が生まれます。
パステルカラーで可愛い物が好きならば、その好みに沿った物が残るでしょうし、
インテリアも可愛らしい雰囲気で統一されるでしょう。
このように、余分な物を処分し、自分が好きな物、使いたい物を選ぶ作業を、【厳選】といいます。
7つのカテゴリーに分類し、厳選を重ねて残った物たち。
選ばれし物。
ここまできたら、「今残っている物たちは、自分たちにとって絶対に必要な物!」と言い切れるでしょう。
この選ばれし物たちを、一体どこに置くのかというお話は、また次回に。