2021.02.22
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住まい

お家の雑学 1時間目:歴史編①

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こんにちは、チューリップハウスです!


さて、みなさん、今日の日付を見てみてください。

2月22日。

何の日でしょうか。


答えは、そう!

猫の日!!


いやあ、いいですよね、猫。

わたし、小さい頃に捨て猫を拾ったことがあるんですよ。

手のひらに乗っちゃうくらい小さい子猫でした。

ちょうど、春になる頃だったでしょうか。

まだ肌寒い季節だったのを覚えています。

公園で拾ったのですが、その時一緒に遊んでいた友だちはアパート住まいなので、飼うことができないとのこと。

わたしの家で飼う!!と、意気込みだけは立派にお家に連れ帰りました。

ペットを飼ってみたい気持ちもありましたからね。

結局、両親に「ダメ!」と怒られて、泣く泣く公園に戻しに行きましたけど……。

せめて寒くないようにとハンカチを一緒に置いてきたのですが、後日、そのハンカチが公園近くのお家のテラスに干されているのを見つけたんです。

きっと、あのお家の人が拾ってくれたんだな。

よかった。もう寒くないといいな。

そう思って自分を納得させようとしたものの、やっぱり悲しいような、寂しいような複雑な気持ちで。

風に揺れるハンカチを見て、手の上にあった子猫のぬくもりを思い出し、ちょっとだけ泣いたのはしばらくわたしの秘密でした。


世間は犬派・猫派と二分したがりますが、わたしはどっちも好きです。

動物、かわいいですよね。

実はお魚や爬虫類も好きです。


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さて。

本日のお題は、「お家の歴史」

昔のお家はどんな形をしていたのかって、意外と気になりません?

わたしは気になる!

非常に気になる!

みなさんも気になりますよね、ね!?

……え、そうでもない?


……

…………


うんうん、そうですよね、気になりますよね!

はい、キンコンカンコン、日本史の授業を始めます!!

お家の歴史

縄文・弥生時代

「家」のはじまりは、だいたい1万6千年前(※諸説あり)、紀元前1万4千年~3世紀頃までさかのぼります。

この時期に、始めて「住宅」と言えるものが誕生しました。

もともとは洞窟で生活し、狩りや採集を行って生きていた人類は、縄文時代の後半から【ムラ】を作り、稲作を始めます。

稲作、ということは、苗のお世話が必要になりますよね。

収穫したお米を保存しておく場所も必要です。

そのため、田畑のそばに定住するようになったのです。

その頃住んでいたのが、地面に穴を掘り、柱で枠を作って屋根をかけた、半地下式の【たて穴住居】と呼ばれる住まいでした。

現代で言う【床】はなく、全てが土間

屋根には、アシやカヤを葺いていたようです。

柱を4本立てて、それを梁で結んで支える【軸組構造】でした。

面白いことに、現在の木造建築とベースは同じなのです。

まさに、【日本の家】のはじまりですね。

暖炉や調理など、火が使われた跡もあり、時が経つにつれて、居間と寝室が分かれた【間取り】も登場。

地面より掘り下げているため、腰の高さほどまで壁があり、夏は涼しく、冬は暖かい住まいだったそう。

今も昔も、住宅に求めるところは変わっていないのですね。

弥生時代

紀元前4世紀~3世紀頃、弥生時代に入ると、【高床住居】というお家が登場します。

稲作が始まると、お米の生産量の違いなどから、貧富の差・力の差が生まれ、人同士・ムラ同士で競い合うようになります。

また、呪術や力で民衆を統括する【上流階級】が生まれました。

そんな【上流階級】の人々が、庶民と同じ住居に住んでいるわけにはいかなかったんでしょうね。

集落の首長や王など、身分が高い者たちの住居とされたのが、この【高床住居】。

床面が地面から離れているため、たて穴住居より湿度や夏の暑さ対策ができ、快適に暮らすことができます。

こちらも軸組構造を採用したお家。

古代の王宮や神社の元となりました。

農作業や調理をしなくて良いため、土間はなく、全てが床です。

はしごや階段を使って出入りし、収穫した作物などを収納するためにも使われていたそう。

かの有名な卑弥呼さんもこのお家に住んでいたんでしょうか……。

平安時代

ちょっと時代は先に進んで、794年~1185年頃。

平安時代になると、平安京に住む上流貴族たちは、より開放的で豪華な住まいで暮らすようになりました。

それが、【寝殿造り】

母屋の周りに庇を設けて、濡れ縁を巡らせた建物です。

内部は土間式ではなく、板の間。

柱だけのため、壁はほとんどありませんでした。

屏風や布などで仕切り、部屋として使っていたそうです。

今のお家と比べると、ちょっと怖いですよね。

耐震性能は大丈夫なのか!?って思っちゃいます。

人が使う場所にだけ敷く、可動式タイプのも登場。

現存している寝殿造りの有名な建物といえば、【京都御所】でしょうか。

都で暮らす庶民のお家は、たて穴住居から、掘立柱の平地住居に変わりました。

結構長い期間、たて穴住居が使われていたんですね。

貴族のお家は礎石の上に柱を置いていましたが、こちらは地面に穴を掘り、そこに柱を立てて固定していました。

内部は、家事や仕事をする土間と、板の間に分かれていました。

室町時代

1336年~1573年頃。

将軍や武家などによる政治が始まったこの時代に、武士と貴族の暮らしの両方を取り入れた、新しい様式が誕生しました。

その名も、【書院造り】

【書院】とは、禅宗の寺で書物を読むために縁側に作った小部屋のこと。

その様式を住まいに導入したため、書院造りと言われます。

柱は四角。天井を張り、複数の部屋に区切るために、ふすま・障子・雨戸・板製の引き戸など、様々な建具が使用されるようになりました。

全面に畳を敷き詰め、床の間も設けた、現代の和室の原型もここで登場。

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長くなりそうなので、一旦切りましょうか。

次回は、江戸時代から令和のお家についてのお話です。

今日の授業はここまで!


それでは~!