こんにちは、チューリップハウスです!
中旬の暖かさはどこへやら。寒暖差が激しい日が続きますね。
先日、母が実家から柚子を大量に貰ってきて、タッパーにいっぱい柚子のはちみつ漬けを作りました。
そのまま食べても美味しいですし、お湯に入れて飲むと体が温まります。
わたしは柚子の香りも味も結構好きで、お菓子でも「柚子風味」とついていると思わず買ってしまいます。
ポテトチップスの柚子胡椒味とかも好きです。
家族も柚子が好きなので、柚子を使った料理が出ると食卓が戦場と化します。
どれほど和やかに話していても、柚子が出てきた瞬間、大戦争ですよ。
「その柚子はわたしのものだ!!」
さて、柚子で外せないものといえば、やっぱり柚子湯でしょうか。
柚子湯は冬至に入ると良いなんて聞きますよね。
でも、柚子湯と冬至って何の関係があるんだろう?
不思議に思って、ちょっと調べてみました!
「冬至」というのは、「二十四節気」のひとつ。
1年で最も日が出ている時間が短く、夜が長い日です。
冬至は「太陽のエネルギーが復活する日」とされ、「一陽来復」とも言われます。
一陽来復とは、良くない事の続いた後にいい事がめぐって来ること。
ちなみに、今年の冬至は12月21日。
もう1カ月もないですね。
冬至といえば、「かぼちゃを食べて、柚子湯に入る日」として知られています。
かぼちゃを食べるのは冬至を1年の締めくくりの日ととらえ、
「いろはにほへと」の最後にあたる「ん」のつくものを食べるのが良いという縁起担ぎだそうです。
「え?かぼちゃには『ん』ってついてないぞ?」
実はついてるんですよ。
「かぼちゃ=南瓜(なんきん)」
ほら!!
「ん」のつく食べ物の中でも、
南瓜(なんきん)・人参(にんじん)・蓮根(れんこん)・銀杏(ぎんなん)・金柑(きんかん)・寒天(かんてん)・うんどん(うどん)
のように、「ん」が重なる食べ物は「冬至の七種(ななくさ)」と呼ばれていて、特に縁起が良いとされています。
では、柚子湯に入るのはどういう理由があるのでしょうか?
ここで、みなさんに問題を出そうと思います。
問題!
ことわざの、「桃栗3年柿8年」。
これは、植えてから実が成るまで何年かかるかを並べたものです。
では、この続きは何でしょうか?
レッツシンキング!
……
…………
答えは!デデン!
「柚子の大馬鹿18年」でした!
柚子の実が成るには、18年もかかるんですね。
ちなみに、さらに長い言い回しとして、
「桃栗3年柿8年、梅は酸い酸い13年、梨はゆるゆる15年、柚子の大馬鹿18年、蜜柑のまぬけは20年」
というものがあるんだとか。
柚子湯の起源は明らかではないのですが、
日本では「冬至の日に柚子湯に入ると、風邪をひかずに冬を越せる」と言われています。
冬至の日に柚子湯に入るのは、
「柚子(ゆず)」=「融通がきく」
「冬至(とうじ)」=「湯治(とうじ)」
という語呂合わせからと言われていますが、
もともとは「一陽来復」の運を呼び込む前に、厄払いをするための禊だそうです。
柚子は実るまでに長い年月がかかるので
「長年の苦労が実りますように」という願いも込められているんだとか。
柚子湯には、
血行を促進して冷え性を緩和する、
体を温めて風邪を予防する、
果皮に含まれるクエン酸やビタミンCなどによる美肌効果
など、寒い冬に嬉しい効果があります。
柚子湯といえば、柚子をそのままお湯に浮かべるイメージがあるかもしれませんが、
柚子の薬効を得るためには、柚子を細かく刻んでさらしの袋に入れ、その袋で体をこすると良いそうです。
香りで癒されますし、お肌も滑らかになりますね。
以上、柚子湯のお話でした!
食事に目がない我が家(主にわたし)では、
「お風呂に使うなんてもったいない!」と
柚子湯を入れることはほとんどないのですが、
今年はコロナのこともありましたし、何より貰ってきた量が結構あるので、
今日は柚子湯にしてみようかなあと思います。
冬至はもう少し先ですが、こう寒暖差が激しいと体調を崩しそうですからね。
みなさんも、ちょっとした贅沢のつもりで、柚子湯にしてみてはいかがでしょう。
それでは~!