2020.11.24
季節・環境
知識・情報
趣味

柚子湯と冬至の関係って?

サポート

こんにちは、チューリップハウスです!


中旬の暖かさはどこへやら。寒暖差が激しい日が続きますね。

先日、母が実家から柚子を大量に貰ってきて、タッパーにいっぱい柚子のはちみつ漬けを作りました。

そのまま食べても美味しいですし、お湯に入れて飲むと体が温まります。

わたしは柚子の香りも味も結構好きで、お菓子でも「柚子風味」とついていると思わず買ってしまいます。

ポテトチップスの柚子胡椒味とかも好きです。

家族も柚子が好きなので、柚子を使った料理が出ると食卓が戦場と化します。

どれほど和やかに話していても、柚子が出てきた瞬間、大戦争ですよ。

「その柚子はわたしのものだ!!」


さて、柚子で外せないものといえば、やっぱり柚子湯でしょうか。

柚子湯は冬至に入ると良いなんて聞きますよね。

でも、柚子湯と冬至って何の関係があるんだろう?

不思議に思って、ちょっと調べてみました!

柚子湯と冬至

冬至って?

冬至」というのは、「二十四節気」のひとつ。

1年で最も日が出ている時間が短く、夜が長い日です。

冬至は「太陽のエネルギーが復活する日」とされ、「一陽来復」とも言われます。

一陽来復とは、良くない事の続いた後にいい事がめぐって来ること。

ちなみに、今年の冬至は12月21日

もう1カ月もないですね。


冬至といえば、「かぼちゃを食べて、柚子湯に入る日」として知られています。

かぼちゃを食べるのは冬至を1年の締めくくりの日ととらえ、

「いろはにほへと」の最後にあたる「ん」のつくものを食べるのが良いという縁起担ぎだそうです。


「え?かぼちゃには『ん』ってついてないぞ?」

実はついてるんですよ。

「かぼちゃ=南瓜(なんきん)」

ほら!!


「ん」のつく食べ物の中でも、

南瓜(なんきん)・人参(にんじん)・蓮根(れんこん)・銀杏(ぎんなん)・金柑(きんかん)・寒天(かんてん)・うんどん(うどん)

のように、「ん」が重なる食べ物は「冬至の七種(ななくさ)」と呼ばれていて、特に縁起が良いとされています。


では、柚子湯に入るのはどういう理由があるのでしょうか?

柚子の大馬鹿?

ここで、みなさんに問題を出そうと思います。


問題!

ことわざの、「桃栗3年柿8年」。

これは、植えてから実が成るまで何年かかるかを並べたものです。

では、この続きは何でしょうか?

レッツシンキング!

……

…………

答えは!デデン!

柚子の大馬鹿18年」でした!


柚子の実が成るには、18年もかかるんですね。

ちなみに、さらに長い言い回しとして、

「桃栗3年柿8年、梅は酸い酸い13年、梨はゆるゆる15年、柚子の大馬鹿18年、蜜柑のまぬけは20年」

というものがあるんだとか。

柚子湯と冬至の関係は?

柚子湯の起源は明らかではないのですが、

日本では「冬至の日に柚子湯に入ると、風邪をひかずに冬を越せる」と言われています。


冬至の日に柚子湯に入るのは、

「柚子(ゆず)」=「融通がきく」

「冬至(とうじ)」=「湯治(とうじ)」

という語呂合わせからと言われていますが、

もともとは「一陽来復」の運を呼び込む前に、厄払いをするための禊だそうです。


柚子は実るまでに長い年月がかかるので

長年の苦労が実りますように」という願いも込められているんだとか。

柚子湯のつくりかた

柚子湯には、

血行を促進して冷え性を緩和する、

体を温めて風邪を予防する、

果皮に含まれるクエン酸やビタミンCなどによる美肌効果

など、寒い冬に嬉しい効果があります。


柚子湯といえば、柚子をそのままお湯に浮かべるイメージがあるかもしれませんが、

柚子の薬効を得るためには、柚子を細かく刻んでさらしの袋に入れ、その袋で体をこすると良いそうです。

香りで癒されますし、お肌も滑らかになりますね。

以上、柚子湯のお話でした!

食事に目がない我が家(主にわたし)では、

「お風呂に使うなんてもったいない!」

柚子湯を入れることはほとんどないのですが、

今年はコロナのこともありましたし、何より貰ってきた量が結構あるので、

今日は柚子湯にしてみようかなあと思います。

冬至はもう少し先ですが、こう寒暖差が激しいと体調を崩しそうですからね。

みなさんも、ちょっとした贅沢のつもりで、柚子湯にしてみてはいかがでしょう。


それでは~!