2021.03.08
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日々を少しだけ豊かにするコツ⑦~お茶にしましょ:ハーブティー編

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こんにちは、チューリップハウスです!


最近はちょっと暖かいですね。

青空が見える日も増えて、いよいよ春って感じがします。

暖かいのは嬉しいのですが、紫外線対策のことを考えると、ちょっと面倒ですね。

花粉症の方はこれからが辛い時期でしょうし……。

それに、空気も乾燥しているし……。

3月はまだまだ寒暖差が激しいので、服装を考えるのも、体調管理も大変だし……。

季節の変わり目を、ちょっとだけ手厚くサポートしたいな……。

というわけで、久々にやってきました。

「日々を少しだけ豊かにするコツ」シリーズ!

略して「日々コツ」

※ネーミングセンスについての苦情は受け付けておりません。


この「日々コツ」、今回で7作目なんですね。

頑張ったな、私。

すごいぞ、私。


ラッキー7にあたる今回は、先延ばしになっていた【ハーブティー】のお話。


ハーブティーって?

ハーブティーというのは、様々なハーブの葉や茎・実などを材料としたお茶のこと。

カップにハーブを入れてお湯を注いだり、煮だしたりして楽しみます。

市販されているハーブティーのほとんどは、ハーブを乾燥させたものですが、生のまま抽出して飲むこともあるそうです。

近年は、健康食品としてもハーブが注目されるようになり、自宅栽培キットなども販売されているとか。

複数のハーブを組み合わせて作る、ブレンドのハーブティーもあり、種類はとても豊富です。

ハーブティーの効能は?

ハーブティーの効果や効能は、使われているハーブによって異なります。

全て挙げると大変な量になるので、よく飲まれているハーブティーを見ていきましょうか。

ローズヒップティー

「ローズヒップは美容のハーブ」と聞いたことはないでしょうか?

ローズヒップには、ビタミン類が多く含まれているのです。

【ビタミンC】【ビタミンP】【ビタミンE】などが含まれており、美肌効果が期待できるんですよ!

特にビタミンCは、【コラーゲン】の生成に必須です。

皮膚のメラニン色素の生成を抑える働きがあるので、日焼けを防ぐ作用も。

ローズヒップには、なんと【カルシウム】も含まれています。

カルシウムの吸収を助けるビタミンもバッチリ。

さらに、水溶性食物繊維が含まれているため、腸内環境を整える作用が期待できます。

そしてさらに、【ティリロサイド】というポリフェノールまで含まれているのです。

ティリロサイドには、体脂肪の代謝を促進する働きがあります。

サプリメントや健康茶などにも含まれている成分なので、もしかしたらご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

まさに美容と健康の特効薬のようなローズヒップティー。

カフェインが含まれていないので、妊娠中にも飲むことができます。

妊娠中の肌荒れや、風邪の予防にも。

ただ、ビタミンCや食物繊維が豊富なので、飲みすぎると下痢や腹痛を引き起こすおそれがあります。

過剰摂取にはお気をつけくださいね。

ジンジャーティー

ジンジャー。生姜ですね。

「生姜は体を温める」というのは、結構有名ではないでしょうか。

生姜って、ちょっと独特の辛みがありますよね。

この辛みは、【ジンゲロール】【ジンゲロン】という辛み成分からきているものです。

この2つの辛み成分は、血行を促進させ、血流を良くする働きがあります。

冷え性にも効果があるとか。

血行が促進されると、老廃物や余計な水分を身体の外に出すはたらきが大きくなるため、むくみの改善にも一役。

また、【シネオール】という香り成分が含まれており、こちらは食欲を増進させてくれる効果があるのだそう。

夏バテで食欲がない日におすすめです。

そして、【ジンゲロール】には、代謝促進効果脂肪燃焼効果もあります。

ダイエットにも効果が期待できそうですね。

ジンジャーティー自体にはカフェインは含まれませんが、紅茶などとブレンドされている場合が多いので、

市販のものを購入する時は、成分表をしっかり確認しましょう。

エルダーフラワーティー

ヨーロッパでは、【万能の薬箱】と呼ばれているエルダーフラワー。

欧米においては、インフルエンザの特効薬としても知られており、効果や効能に注目が集まっています。

そんなエルダーフラワーには、粘液を浄化し、呼吸器の気道を綺麗にする作用があります。

そのため、風邪やインフルエンザに効果はあるとされているのですね。

アレルギー性の鼻炎や花粉症の緩和にも有効で、飲んだ後には鼻や喉がすっきりします。

さらに、利尿作用と発汗作用を持ったハーブなので、体内に溜まった毒素を排出するデトックス効果も。

むくみで悩んでいる方にもおすすめです。

カモミールティー

ひと口にカモミールと言っても、たくさんの種類があります。

その中でも、【ジャーマンカモミール】【ローマンカモミール】が薬用として使われています。

ハーブティーに使われているのは、【ジャーマンカモミール】

りんごのような甘い香りが特徴です。

カモミールには、体内の平滑筋の組織を落ち着かせる作用があり、腹痛や胃痙攣を和らげるはたらきがあります。

生理痛にも効果があるそう。

カモミールには、【アズレン誘導体】という成分が含まれています。

【アズレン誘導体】は、胃の粘膜を修復し、消化機能などを正常に保つはたらきを持っています。

現代人に多い、過敏性腸症候群や胃潰瘍にも効果的。

皮膚を刺激から守る作用もあり、膀胱の炎症や気管支の炎症などの痛みを和らげる効果もあるそうですよ。

独特な香りには、心身のリラックス効果があり、不眠症にも効果的です。

ただ、カモミールはキク科の植物なので、キク科アレルギーの方は飲まないようご注意ください

また、カモミールには堕胎促進や子宮収縮などの作用があります。

妊娠中は摂取しないようにしてくださいね。

レモングラスティー

インドの伝統医学で、「冷やすハーブ」と言われ、解熱や感染症の薬として使われていた、レモングラス。

イネ科の植物ですが、レモンのような香りがします。

肉や魚の臭みを消す作用があるので、料理にも使われているハーブです。

この爽やかな香りの元は、【シトラール】という成分。

このシトラールは、気持ちをリフレッシュさせる効果があります。

朝の目覚めや作業で遅くなった時に飲むと、すっきりとした目覚めを助けてくれるかもしれません。

抗菌殺菌作用があり、感染症予防にも一役買ってくれます。

また、コレステロール値を下げてくれる作用も確認されています。

コレステロール値が気になる方、中性脂肪を減らしたい方におすすめです。

ちなみに、レモングラスには抗うつ作用があり、軽度のうつに処方されることがあります。

レモングラスの成分が、セロトニンの分泌を促し、不安感をやわらげてくれるんだとか。

ただし、レモングラスは刺激が強く、子宮を収縮させる作用があるため、妊娠中は摂取を控えるようにしましょう。

ペパーミントティー

雑草のように繁殖力が強く、応用範囲の広いペパーミント

すっきりと爽快感のあるハーブティーです。

歯磨き粉の味に喩えられることもありますよね。

この清涼感と刺激的な風味の主成分は、【メントール】です。

メントールには、鎮痛・鎮痒・冷却・防腐・殺菌作用があります。

そのため、湿布や軟膏などの医療分野や、歯磨き粉・ガム、化粧品など、広く利用されています。

メントールには胃の消化促進作用があるため、食後のお茶としてもおすすめ。

食べすぎ・飲みすぎなどで胃の調子が悪い時や、胃のむかつき・胃潰瘍の予防にも。

風邪の引き始めにも良いかもしれません。

また、乗り物酔いを緩和する効果も期待できるとか。

さらに、ペパーミントには鎮静作用があり、精神的な緊張をやわらげ、イライラを鎮めて、安眠へ導いてくれるそうですよ。

ハーブティーの入れ方

ハーブティーの入れ方は、大きく分けて2種類あります。

ドライハーブを使った入れ方

まず、熱湯をティーポットとカップに注いで、温めておきます。

温まったらお湯を捨てて、ポットにドライハーブを入れ、沸騰したお湯を注ぎ、蓋をします。

3~4分間蒸らし、ポットを軽く揺らして、カップに注ぎましょう。

あまり長時間蒸らすと、苦みやえぐみが出ることがあるので、好みで調節してくださいね。

市販されているハーブのほとんどは、ハーブを乾燥させた【ドライハーブ】です。

紅茶や緑茶とブレンドされている場合もあるので、カフェインが苦手な方・妊娠中の方は、成分表を確認するようにしましょう。

生のハーブを使った入れ方

基本的には、ドライハーブを使った入れ方と同じです。

生のハーブティーは香りも新鮮なので、蒸らし時間は少し短めでも良いかもしれません。

自宅でハーブを栽培している方は、ぜひ採取して自家製のハーブティーを作ってみてはいかがでしょう。

ハーブティーの注意点

ハーブティーは、もともとは漢方薬としても飲まれていました。

ハーブは、それぞれ身体にもたらす効果・効能を持っています。

だからこそ健康食品として注目されているわけなのですが、それは裏を返せば、「摂取すると人体に何かしらの影響がある」ということです。

医薬品と一緒に飲むと、副作用を生じるケースや、

食物アレルギーを起こすケースがあります。

厚生労働省でも、摂取を避けるようにすすめているハーブもあります。

ラベンダーがそうですね。

ハイビスカスも、授乳中には避けることをおすすめしています。

アレルギーのある方や、妊娠中・授乳中の方、持病がある方、常用している薬がある方は、しっかり調べてから摂取するようにしてくださいね。

過剰摂取にもご注意を。

ー*ーー*ーー*ーー*ーー*ーー*ーー*ー


はい。

今回はハーブティーのお話でした。

わたしの家では、「いつか建てたいマイホーム」の話がよく出るのですが、

毎回母が「小さくてもいいから家庭菜園があったらいいな」と言うのです。

わたしは、「別に要らないんじゃない?犬いるし、ドッグランにしようよ」と言っていましたが……

今回、生のハーブを使ったハーブティーもあると知って、

「家庭菜園ほしい!!」

と、考えが180度変わりました。

ハーブ育てたい!

ブレンドとか自分で考えたい!

お庭のテラスにテーブルと椅子を置いて、

パラソルなんかも立てちゃったりして、

お庭で摘んだハーブで入れたお茶を片手に、ほっと一服。

最高では!?

最高に優雅な時間では!?

背景にベルサイユ宮殿が見えそう!

というわけで、我が家の「夢の家プラン」にはめでたく家庭菜園が加わりました。

コロナ禍で、旅行に出掛ける機会も減ってしまった昨今。

お家の遊び場として、趣味の場として、お庭も視野に入れたお家づくりをされる方が増えています。

みなさんもぜひ、楽しいお庭での暮らしを想像してみてはいかがでしょう。


ちなみに。

花粉症のみなさんに朗報です。

ルイボスやネトル(イラクサ)、エルダーフラワ、ペパーミント、ローズヒップなどのハーブは、

花粉症などのアレルギーにも効果があると言われているのです!

とはいえ、お薬のように「飲んですぐ効く!」というわけではなく、

継続して摂取することで体質改善をしていく、といった、漢方薬に近いもの。

そして、効果を保証するものでもありません。

「ちょっと飲んでみようかな」くらいの、軽い気持ちで試してみるのが良いかと思います。

季節の変わり目で、体調も崩れやすいです。

みなさんもぜひ、日々の生活にハーブを取り入れてみてくださいね!


それでは~!