2021.05.16
知識・情報
家事・育児
住まい
アフター

意外と知らない、あの汚れの落とし方

サポート

こんにちは!


どんどん暖かくなってきましたね。

最近わたしは半袖のパジャマを出してきました。

暑いんですもん!

もうすぐ熱帯夜がくるのかしら。

暑い夜は苦手なので、もう少し涼しいままでいてほしいところです。


ーーーーーーーーーーーーーーーーー


さて。

掃除をしていると、「落とし方のわからない汚れ」に遭遇することがあるかと思います。

たとえば、

煙草や線香の煙などで、壁や家具が汚れる【ヤニ汚れ】。

プラスチック製品(部屋のコンセントカバーなど)が黄ばんでいるのは、【紫外線劣化汚れ】。

これらの汚れって、何を使ったら落ちるんでしょうか。

今回は、「あまり知らない汚れの落とし方」についてのお話です。

汚れの分類

お家の汚れは、大きく3つに分類されることが多いです。

酸性【油脂汚れ】

アルカリ性【水アカ(カルキ)汚れ】

中性【ホコリ】

調理時に出る油煙や皮脂汚れ、水回りの鏡や水栓の水アカ、排水口や浴室でぬめりや悪臭を生む細菌汚れなどは、

掃除法や使う洗剤もよく知られています。

ですが、対応に困る汚れは、だいたいこの範囲にとどまるものではなかったり、そもそも判別できない状態だったりすることが多いです。

「何でもいいから、とりあえず洗剤を使ってみよう!」と掃除してみても、なかなか上手くいきません。

「放置」で落とす

ガンコな汚れを意地になって落とそうとすると、傷だらけになってしまうこともありますし、何より時間がかかります。

なるべく手をかけずに、効率的な方法で汚れを落としたい……。

なら、「放置して」落とすのはどうでしょうか。

ヤニ汚れ

煙草や線香の煙で、壁や家具が黄ばみ・黒ずみを生じてしまう、【ヤニ汚れ】

この汚れは【タール】が主成分で、酸性の油脂汚れに近いです。

ですが、壁の汚れを強く擦って落とそうとすると、壁紙が破れてしまうことがあります。

そこで、放置です!

ヤニ汚れに適しているのは、アルカリ性か弱アルカリ性の洗剤です。

揮発しやすいアルコール分を含んだ、住居用洗剤か壁紙用洗剤がおすすめ。

汚れが気になる部分にシュシュッとスプレーして、放置しておきましょう。

しばらくすると汚れが浮き上がってくるので、タオルやマイクロファイバークロスなど、柔らかい布でふき取ってください。

汚れがひどい場合は、何度か繰り返すと綺麗になりますよ。

微粒子汚れ

電化製品裏の壁、黒ずんでいたりしませんか?

この汚れは、微細な泥砂や排ガスなどが、壁の近くに置いた電化製品の静電気によって引き寄せられ、付着する【微粒子汚れ】です。

落とし方はヤニ汚れと似ていますが、注意点がひとつ。

雨漏りや結露により、壁面にカビが生じる場合があるのですが、このカビと見間違えやすいです。

汚れに鼻を近づけて、ニオイを嗅いでみてください。

カビ臭い場合は、建物の構造体まで傷んでいる可能性もあります。

すぐに専門家か、チューリップハウス事務所までご連絡ください。

紫外線劣化汚れ

紫外線が起こす化学変化により、黄ばみが起こる【紫外線劣化汚れ】

主にプラスチック製品に多く見られる汚れです。

化学変化による黄変なので、厳密に言うと汚れではないのですが、やっぱり「黄ばみ」は気になるところ。

特に目につくのは、スイッチやコンセントプレートでしょうか。

この黄変については、過酸化水素水(オキシドール)につけて太陽光(紫外線)にさらし、化学変化を促す方法で白く戻ることがあります。

つけこんで丸1日ほど放置し、その後は流水でよくすすいで乾かしておきましょう。

コケ・カビ汚れ

外壁や塀、テラス、ベランダなどの広範囲に生じる黒ずみ

この原因は、カビ・藻・コケであることが多いです。

生き物による汚れなので、放っておくとどんどん広がっていってしまいます。

この汚れに効くのは、消毒剤の塩化ベンザルコニウム

あまり聞き慣れないものですが、薬局やドラッグストアで購入することができます。

100~200倍に希釈した水溶液をスプレーし、1カ月ほど放置してください。

残留成分がカビなどの細胞をゆっくりと破壊して、不思議と汚れが消えていきます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー


はい。

以上、「あまり知らない汚れの落とし方」でした。

こういう汚れって、ホコリほどは気にならないけれど、ちょっと気にして見てみると意外と目につくんですよね。

そろそろ梅雨が近づいてくる頃です。

掃除や洗濯が憂鬱になる前に、放置掃除でささっとお家を綺麗にしてしまいましょう!


それでは~