こんにちは!
どんどん暖かくなってきましたね。
最近わたしは半袖のパジャマを出してきました。
暑いんですもん!
もうすぐ熱帯夜がくるのかしら。
暑い夜は苦手なので、もう少し涼しいままでいてほしいところです。
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さて。
掃除をしていると、「落とし方のわからない汚れ」に遭遇することがあるかと思います。
たとえば、
煙草や線香の煙などで、壁や家具が汚れる【ヤニ汚れ】。
プラスチック製品(部屋のコンセントカバーなど)が黄ばんでいるのは、【紫外線劣化汚れ】。
これらの汚れって、何を使ったら落ちるんでしょうか。
今回は、「あまり知らない汚れの落とし方」についてのお話です。
お家の汚れは、大きく3つに分類されることが多いです。
酸性の【油脂汚れ】、
アルカリ性の【水アカ(カルキ)汚れ】、
中性の【ホコリ】。
調理時に出る油煙や皮脂汚れ、水回りの鏡や水栓の水アカ、排水口や浴室でぬめりや悪臭を生む細菌汚れなどは、
掃除法や使う洗剤もよく知られています。
ですが、対応に困る汚れは、だいたいこの範囲にとどまるものではなかったり、そもそも判別できない状態だったりすることが多いです。
「何でもいいから、とりあえず洗剤を使ってみよう!」と掃除してみても、なかなか上手くいきません。
ガンコな汚れを意地になって落とそうとすると、傷だらけになってしまうこともありますし、何より時間がかかります。
なるべく手をかけずに、効率的な方法で汚れを落としたい……。
なら、「放置して」落とすのはどうでしょうか。
煙草や線香の煙で、壁や家具が黄ばみ・黒ずみを生じてしまう、【ヤニ汚れ】。
この汚れは【タール】が主成分で、酸性の油脂汚れに近いです。
ですが、壁の汚れを強く擦って落とそうとすると、壁紙が破れてしまうことがあります。
そこで、放置です!
ヤニ汚れに適しているのは、アルカリ性か弱アルカリ性の洗剤です。
揮発しやすいアルコール分を含んだ、住居用洗剤か壁紙用洗剤がおすすめ。
汚れが気になる部分にシュシュッとスプレーして、放置しておきましょう。
しばらくすると汚れが浮き上がってくるので、タオルやマイクロファイバークロスなど、柔らかい布でふき取ってください。
汚れがひどい場合は、何度か繰り返すと綺麗になりますよ。
電化製品裏の壁、黒ずんでいたりしませんか?
この汚れは、微細な泥砂や排ガスなどが、壁の近くに置いた電化製品の静電気によって引き寄せられ、付着する【微粒子汚れ】です。
落とし方はヤニ汚れと似ていますが、注意点がひとつ。
雨漏りや結露により、壁面にカビが生じる場合があるのですが、このカビと見間違えやすいです。
汚れに鼻を近づけて、ニオイを嗅いでみてください。
カビ臭い場合は、建物の構造体まで傷んでいる可能性もあります。
すぐに専門家か、チューリップハウス事務所までご連絡ください。
紫外線が起こす化学変化により、黄ばみが起こる【紫外線劣化汚れ】。
主にプラスチック製品に多く見られる汚れです。
化学変化による黄変なので、厳密に言うと汚れではないのですが、やっぱり「黄ばみ」は気になるところ。
特に目につくのは、スイッチやコンセントプレートでしょうか。
この黄変については、過酸化水素水(オキシドール)につけて太陽光(紫外線)にさらし、化学変化を促す方法で白く戻ることがあります。
つけこんで丸1日ほど放置し、その後は流水でよくすすいで乾かしておきましょう。
外壁や塀、テラス、ベランダなどの広範囲に生じる黒ずみ。
この原因は、カビ・藻・コケであることが多いです。
生き物による汚れなので、放っておくとどんどん広がっていってしまいます。
この汚れに効くのは、消毒剤の塩化ベンザルコニウム。
あまり聞き慣れないものですが、薬局やドラッグストアで購入することができます。
100~200倍に希釈した水溶液をスプレーし、1カ月ほど放置してください。
残留成分がカビなどの細胞をゆっくりと破壊して、不思議と汚れが消えていきます。
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はい。
以上、「あまり知らない汚れの落とし方」でした。
こういう汚れって、ホコリほどは気にならないけれど、ちょっと気にして見てみると意外と目につくんですよね。
そろそろ梅雨が近づいてくる頃です。
掃除や洗濯が憂鬱になる前に、放置掃除でささっとお家を綺麗にしてしまいましょう!
それでは~