2021.06.15
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6月の花嫁

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こんにちは。


暑くなってきましたね。

夏がじりじり近づいてきているようで、少し気が滅入ります。

わたしは大学時代に奈良県にいたのですが、その時はそれほど夏が嫌いではなかったんですよ。

富山県よりは湿度が低いので、汗が止まらないなんてこともないですし、たまにからりと風が吹くので、暑いけれどまあ過ごしやすいな、という印象でした。

だから出かけるのも苦痛ではなかったんですが……。

富山県に帰ってきて夏を迎えた瞬間、


「夏、嫌い!!」


夏嫌いに逆戻りです。

ただ暑いのではなくて、じめじめとまとわりつくような暑さで、汗が止まらない不快感。

夏自体が嫌い、というわけではないのですが、富山県の夏はダメですね……。

じゃあ、どの季節が好きなのかって?

わたしはダントツで秋ですね!!

ファッションもかわいいし、過ごしやすいし、紅葉も綺麗だし、

何より食べ物がおいしい!!

「最後の理由がメインだろ」という声は、聞こえないことにしておきます。


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さて、6月といえば。

ジューンブライドですよね!

今時、全女性の憧れが結婚とは申しませんが、「ジューンブライド」というワードに惹かれる方はいらっしゃるかなと思います。

でも、なぜ「6月の花嫁」だけがフィーチャーされるのでしょうか?

ちょうど6月ですし、今回はジューンブライドのお話をしてみようかな、と思います。

ジューンブライドって?

ジューンブライドとは、古くからヨーロッパで「6月に結婚する花嫁は幸せになれる」とされる言い伝えのこと。

ギリシャ神話に登場するゼウスの妃で、結婚や出産を司る、ジュノという女神様がいるのですが、

彼女が守護する月が6月であることから、この月に結婚すると生涯幸せに暮らせると言われているのだとか。

また、ヨーロッパでは、農作業の妨げとなることから、かつて3~5月の結婚が禁じられていたそうです。

そのため、結婚が解禁となる6月に結婚式を挙げるカップルが多く、祝福ムードいっぱいだったから、という説もあります。

意味や由来は諸説ありますので何とも言えませんが、わたしがよく耳にするのは神話の説でした。

ちなみに6月は、日本では梅雨の季節ですが、海外に目を向けてみると、ハワイやヨーロッパなど乾季に入っている国が多いです。

心地よい気候で結婚式を迎えることができるので、海外挙式を考えているカップルにとっては最高の季節ですよ。

日本のジューンブライド事情

日本での挙式となると、6月はお天気と湿気との戦いになるので、何とも微妙な季節ですよね。

ところが、意外や意外、過ごしやすくなる3~4月や、7~8月よりも、6月の挙式率が高いそうなんですよ。

過ごしやすくなってくる5月とも、ほとんど差がないとか。

6月に挙式をする人は少ないとよく言われますが、「幸せな言い伝えにあやかりたい」という花嫁さんも多いのかも?


ちなみに、豪雨となる可能性が高い・台風の接近や上陸数が多いのは、6月よりも7・8月です。

せっかくの記念日に、台風や豪雨が重なる心配はあまりなさそうかな?という印象です。

それでも梅雨が気になる方は、気象庁が発表しているデータを見ながら、梅雨の時期を避けて式を挙げることも可能ではあります。

最近の異常気象を見ると、データ通りにはいかないかもしれませんが、参考にはなりますからね。

雨の日の結婚式は縁起がいい!?

日本には、「雨降って地固まる」ということわざがありますよね。

これは、「雨が降ると地面がぬかるむけれど、やんだ後は固く締まり、良い地面になる」ことから、

「災いや嫌なことがあった後は、かえって良い結果が訪れる」という意味です。

実は、フランスにも似たようなことわざがあるのです。

「Mariage pluvieux mariage heureux」、直訳すると「雨の日の結婚式は幸せをもたらす」

この意味は2つあって、

1つは「式当日に降る雨は、新郎新婦が流す一生分の涙。それを神様が代わりに流してくれる」というもの。

もう1つは「雨は天使。雨の日に式を挙げると、神様からの祝福で、可愛い天使が舞い降りてくる」

どちらも素敵な言い伝えですよね。

むしろ雨の挙式を願いたくなっちゃいます。

雨を楽しむ挙式の工夫

雨にまつわるアイテムを使った挙式も、梅雨がある6月ならではですよね。

たとえば、こんなアイテムがあるみたいです。


*七色の虹

虹を席次表や席札、テーブル札など、ペーパーアイテムのデザインに取り入れたり、ドレスコードを七色で指定したり。

ゲストと一緒に楽しめるアイデアです。


*傘

集合写真や各卓写真を撮る時に、お揃いの傘を持って撮影するのも素敵です。

大きな傘を使ったり、ステッキのように持って撮ったり、様々なバリエーションの集合写真が撮影できそうです。


*長靴や傘、てるてる坊主

ウエルカムスペースに、人形用の小さな傘や長靴を飾って、てるてる坊主を吊るせば、6月らしく可愛い会場に。

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はい。今日はジューンブライドのお話でした。

雨といえば憂鬱なイメージがありますが、ちょっとした工夫で気分が明るくなりますよね。

結婚式だけではなく、日常の中でも、「いつもの」をちょっとだけ変えてみると、気分が上がったりするものです。

今年の梅雨はどれだけ続くか、どれくらい雨が降るかはわかりませんが、

小さな工夫で明るく乗り切りたいですね。


それでは~