こんにちは。
暑くなってきましたね。
夏がじりじり近づいてきているようで、少し気が滅入ります。
わたしは大学時代に奈良県にいたのですが、その時はそれほど夏が嫌いではなかったんですよ。
富山県よりは湿度が低いので、汗が止まらないなんてこともないですし、たまにからりと風が吹くので、暑いけれどまあ過ごしやすいな、という印象でした。
だから出かけるのも苦痛ではなかったんですが……。
富山県に帰ってきて夏を迎えた瞬間、
「夏、嫌い!!」
夏嫌いに逆戻りです。
ただ暑いのではなくて、じめじめとまとわりつくような暑さで、汗が止まらない不快感。
夏自体が嫌い、というわけではないのですが、富山県の夏はダメですね……。
じゃあ、どの季節が好きなのかって?
わたしはダントツで秋ですね!!
ファッションもかわいいし、過ごしやすいし、紅葉も綺麗だし、
何より食べ物がおいしい!!
「最後の理由がメインだろ」という声は、聞こえないことにしておきます。
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さて、6月といえば。
ジューンブライドですよね!
今時、全女性の憧れが結婚とは申しませんが、「ジューンブライド」というワードに惹かれる方はいらっしゃるかなと思います。
でも、なぜ「6月の花嫁」だけがフィーチャーされるのでしょうか?
ちょうど6月ですし、今回はジューンブライドのお話をしてみようかな、と思います。
ジューンブライドとは、古くからヨーロッパで「6月に結婚する花嫁は幸せになれる」とされる言い伝えのこと。
ギリシャ神話に登場するゼウスの妃で、結婚や出産を司る、ジュノという女神様がいるのですが、
彼女が守護する月が6月であることから、この月に結婚すると生涯幸せに暮らせると言われているのだとか。
また、ヨーロッパでは、農作業の妨げとなることから、かつて3~5月の結婚が禁じられていたそうです。
そのため、結婚が解禁となる6月に結婚式を挙げるカップルが多く、祝福ムードいっぱいだったから、という説もあります。
意味や由来は諸説ありますので何とも言えませんが、わたしがよく耳にするのは神話の説でした。
ちなみに6月は、日本では梅雨の季節ですが、海外に目を向けてみると、ハワイやヨーロッパなど乾季に入っている国が多いです。
心地よい気候で結婚式を迎えることができるので、海外挙式を考えているカップルにとっては最高の季節ですよ。
日本での挙式となると、6月はお天気と湿気との戦いになるので、何とも微妙な季節ですよね。
ところが、意外や意外、過ごしやすくなる3~4月や、7~8月よりも、6月の挙式率が高いそうなんですよ。
過ごしやすくなってくる5月とも、ほとんど差がないとか。
6月に挙式をする人は少ないとよく言われますが、「幸せな言い伝えにあやかりたい」という花嫁さんも多いのかも?
ちなみに、豪雨となる可能性が高い・台風の接近や上陸数が多いのは、6月よりも7・8月です。
せっかくの記念日に、台風や豪雨が重なる心配はあまりなさそうかな?という印象です。
それでも梅雨が気になる方は、気象庁が発表しているデータを見ながら、梅雨の時期を避けて式を挙げることも可能ではあります。
最近の異常気象を見ると、データ通りにはいかないかもしれませんが、参考にはなりますからね。
日本には、「雨降って地固まる」ということわざがありますよね。
これは、「雨が降ると地面がぬかるむけれど、やんだ後は固く締まり、良い地面になる」ことから、
「災いや嫌なことがあった後は、かえって良い結果が訪れる」という意味です。
実は、フランスにも似たようなことわざがあるのです。
「Mariage pluvieux mariage heureux」、直訳すると「雨の日の結婚式は幸せをもたらす」。
この意味は2つあって、
1つは「式当日に降る雨は、新郎新婦が流す一生分の涙。それを神様が代わりに流してくれる」というもの。
もう1つは「雨は天使。雨の日に式を挙げると、神様からの祝福で、可愛い天使が舞い降りてくる」。
どちらも素敵な言い伝えですよね。
むしろ雨の挙式を願いたくなっちゃいます。
雨にまつわるアイテムを使った挙式も、梅雨がある6月ならではですよね。
たとえば、こんなアイテムがあるみたいです。
*七色の虹
虹を席次表や席札、テーブル札など、ペーパーアイテムのデザインに取り入れたり、ドレスコードを七色で指定したり。
ゲストと一緒に楽しめるアイデアです。
*傘
集合写真や各卓写真を撮る時に、お揃いの傘を持って撮影するのも素敵です。
大きな傘を使ったり、ステッキのように持って撮ったり、様々なバリエーションの集合写真が撮影できそうです。
*長靴や傘、てるてる坊主
ウエルカムスペースに、人形用の小さな傘や長靴を飾って、てるてる坊主を吊るせば、6月らしく可愛い会場に。
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はい。今日はジューンブライドのお話でした。
雨といえば憂鬱なイメージがありますが、ちょっとした工夫で気分が明るくなりますよね。
結婚式だけではなく、日常の中でも、「いつもの」をちょっとだけ変えてみると、気分が上がったりするものです。
今年の梅雨はどれだけ続くか、どれくらい雨が降るかはわかりませんが、
小さな工夫で明るく乗り切りたいですね。
それでは~